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 寒くなってきました。
 そろそろ秋も終わり冬が近づいてきたようですね。

 さて、話は変わりますが、先日都内の気になる3つのスポットに行ってきました。
 その3ヵ所とは以下の3つです。

美の壺展-東京展-

  • 平成19年11月22日(木)~12月3日(月)
  • 日本橋髙島屋(AM10:00~PM8:00/最終日はPM6:00まで)
  • 入場料:一般800円・大学・高校生600円・中学生以下無料
  • その他詳細はこちらから(NHKプロモーション)外部ウィンド

海洋堂ホビーロビー東京


花影抄

美の壺展

 こちらは以前当ブログ内でも紹介したNHKの番組[美の壺外部ウィンド]の展示会です。
 扱われていた題材は、「古伊万里」、「掛け軸」、「藍染め」等の計10種。
 その中でも私が目当てにしていたのはもちろん「根付」です。

 会場に展示されていたのは番組内で見た古根付が中心で30種ほどありました。
 考えてみるとそれまで現代根付は見たことがありましたが、古根付を見るのは今回が初でした。
 年月による磨耗、いわゆる「なれ」があり、確かに独特な味をかもし出していました。
 ただ、根付のツボの一つである触って鑑賞することは出来ませんでした。
 それが若干不満と言えば不満でした。

海洋堂ホビーロード東京

 こちらは現在食玩の頂点に君臨している海洋堂外部ウィンドの東京(秋葉原)直営店です。
 商品の販売以外にもサンプルや絶版になった商品が展示されていると言うことで見に行てきました。
 店内には商品がまさに所狭しと並べられ、独特の空間を作り出していました。もっとも秋葉原という場所で考えれば普通なのでしょうが・・・。

 中でも私としては松村しのぶ氏の動物関係の食玩が多数展示されていたのでそれだけでも大満足でした。
 各動物、キャラクターの作りの精巧さもさることながら、小さいながらポーズや構図が実にうまく構成されていていろいろ参考にしたいと思います。

 そういえば店内には外国の方もいました。
 フィギュアなどを興味深く見ているようでした。
 海外からも注目されているとは聞きますが、彼らにはいったいこのお店はどんな風に見えていたのでしょうかね?

花影抄

 こちらも以前当ブログで紹介させて頂いたお店です。ネットでサイトを見つけてからいつか行ってみたいと思っていたので今回の締めという形で行ってきました。
 結論から先に述べますと、今回私が回った3ヶ所の中で一番充実した鑑賞ができました。

 来店当日は以下の展示会が行われていました。

「新作 帯留」村松親月展~象牙の形~

 展示されていた作品は何層にも染色を施した象牙に彫られたもので、その彫りの具合によって変わる微妙な色の変化が面白かったです。
 それ以外にも鶴の帯止めなどの羽の細かな彫りなどもあり、ただ感心するばかりでした。
 加えてお店のスタッフの方が1つ1つの作品についていろいろ解説をして頂けたのもありがたかったです。

 展示品を鑑賞した後スタッフの方とお話していて、私が作品などを作って根付に興味があるという話をしたら、なんと根付を奥から出してきてくれてました。
 その上見せてくれるだけでなく、美の壺展では出来なかった触っての鑑賞をさせてくれたのです。
 根付は[花影抄]が運営する[根津の根付屋外部ウィンド]のギャラリーページ外部ウィンド上に掲載されていたもので、数にして30点以上。
 まさか触れるとは思ってもいなかったので、ただただ夢中になりました。
 実物を忠実に再現したもの、作家独特のデフォルメされたものなどを上下左右、裏表、360°から見て、触って、鑑賞させていただきました
 まさに感無量です。
 併せて作品についての解説や作家の方々等についてもお話も聞けて大満足でした。
 お店のスタッフの方々にはこの場を借りましてお礼を申し上げたいと思います。
 本当に貴重な体験をありがとうございました。
 お茶もおいしかったです。

 以上私なりの芸術の秋を締め括る鑑賞体験記でした。

 では、また
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