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ジオモンド・本田



 こちらは6月に新宿のヨドバシカメラにて開催された「SDガンダムトントン相撲 -梅雨場所-」に参加するためにBB戦士のジオングを改造して作ったものです。
(各画像はクリックすると拡大表示されます。)


 

前後左右、改修前












 ではここから、頭部、腕部、胴体部、脚部、の順で改修点を説明させていただきます。

頭部





 頭部は相撲取りのチョンマゲ(大銀杏)をイメージして成形してみました。










 角などを取り外し、頭頂部にプラ板(画像内の白部分)を貼り付け、段差にポリパテ(画像内の黄色い部分)を盛ってなだらかに成形しました。

チョンマゲ






 さらに頭頂部にディテールアップパーツとプラ棒、プラパイプを組み合わせてマゲ風のパーツを乗せてみました。

モノアイ




 それと今回はモノアイにチップLED(赤)を入れて後述する他のギミックと連動して発光するようになっています。

腕部







 腕の改修は今作の最重要項目でした。
 というのも、折角相撲をするなら張り手をできるようにギミックを仕込みたくなったからです。
 そこで腕に以下のものを組み込みました。

ソレノイド




 こちらは「ソレノイド」というパーツで、上の動画にあるように電気を流せば中の軸が一定量飛び出します。<
 これを上腕にして、軸の先に下腕を取り付けて、張り手に見立てました。
(尚、ソレノイドに電気を流すとLEDにも電気が流れるように配線しいます。)
 このソレノイドをプラバンで囲って、胴体につけられるようにして以下のようになりました。






 手の指が曲がった状態で固定されているので、これらを切り落とし、プラ棒とプラバンを組み合わせて指を新造し、掌にプラバンを貼って平らにしたのが以下の状態です。




 最終的には以下の動画のように動くようになりました。



 動画に映っているスイッチボックスは市販の樹脂ボックスにスイッチを固定して自作したものです。



 まず(1)のスイッチを押すと電気が流れモノアイが発行します。
 そして連動して右手のソレノイドが動き右張り手をします。
 さらに(1)を押した状態のまま(2)のスイッチを押せば電気の流れが切り替わり、右のソレノイドがオフになり手が引っ込み、逆に左のソレノイドに電気が流れて左手が前に出ます。
 ですので、(2)のスイッチを押したり話したりすれば左右交互に張り手をします。

 結論から言うと、張り手が出来るようにはなりましたが、リーチが短すぎたためにあまり効果はありませんでした。
 もっと長く飛び出るソレノイドを付けられれば良かったのでしょうが、それだとソレノイドだけで規定の重量を超えてしまうのでそれらは使えませんでした。
 無念です。

胴体部


 胴体は見た目の形状変更はあまりありません。
 しかし、下半身の部分には先述のモノアイのLEDと腕のソレノイドを動かすための電池を内蔵しました。
 それでは以下からその解説です。

電池ボックス




 まず下半身の中の脚の接続部分を取り払い、上の画像のようにプラ板などで土台を仕込みます。


 続いて市販されている単5電池1本分の電池ボックス(画像上)の両端を切り落とし、使用する電池(LR12V)が入るギリギリの長さにしたら両端にプラ板を貼り、内側には銅箔テープを貼って端子の代わりにし、そこに半田付けでコードを付けました(画像した)。




 そして、先の下半身パーツの中に改造電池ボックスを入れ《画像内(1)》、両端にネジ穴を開けたプラバン《画像内(2)》をかぶせ、ネジで止めると以下のようになります。




 電池ボックスの裏側にはプラ棒を刺し、ここに脚を刺すようになっています。

脚部




 脚部は中にギッシリ重りを入れ、更に接地面を増やすことで倒れにくくしようと思い、上の画像のように草履を履かせました。
 草履は脚の外周より一回り大きく切ったプラバンです。
 鼻緒はタミヤの「透明ソフトプラ材」を折り曲げつつ接着して作っています。




 尚、その鼻緒にある縞模様は「スジ彫り>スミ入れ」ではなく、曲面追従艶消しシート外部ウィンドを細切りしたものを巻きつけています。

装飾

 いつもなら各所にデカールを貼るのですが、一応今回は和物(?)なので英語では合わないかと思い、今回は「ガンダムデカール GD82 MG 武者ガンダムMk-II用 (82) 外部ウィンド」を使いました。
 このデカールは漢字で書かれていて、家紋なども入っていたのでなかなかいい感じになったかと思います。
 いかがでしょうか?




 それと、上のジオンマーク周辺の波のような模様と頭部のモノアイ周辺の隈取はエナメル塗料を筆などで塗りました。


 以上、簡単ながら各部の改修点の解説でした。


作り終えて、戦い終えて



 このジオモンド・本田で参加したとんとん相撲は、結局2回戦で敗退しました。
 どうも重心などが悪く、とんとん土俵を叩くと後ろに行ってしまいました。
 いつもは形ができればそれでよかったんです。
 しかし、これで勝負をするとなると今までとはまったく違った要素が入り、作り方を考え直さないといけないようです。
 なかなか難しいです。
 でも会場ではいろいろな人と戦ったり、あれこれ作り方を論議したりも出来て楽しかったです。
 今後もとんとん相撲は開催されるのでまた参加したいです。
(実際8月の夏場所にも参戦しました。その詳細は後ほど)

おまけ

 現在(2017年9月末)新宿ヨドバシカメラホビー館(2F)にて「勝手に…SDガンダム展示会」という展示会が2行われています。
 そちらに今作「ジオモンド・本田」を展示させて頂きました。



 すでに多数の力作が並んでおります。
(撮影時点ではまだ受付期間でしたので、まだ展示品は増えるかと思われます)
 展示期間は10月2日から10月30日と1ヶ月ほどありますので、お近くに行かれた方は覗いてみてください。


 以上で非常に長くなりましたが、ジオモンド・本田の完成報告 他 でした。

 では、また

【関連リンク】


   
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