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 結局、大福将軍の作業は2014年中には終わリませんでした。
 やや中途半端な状態ですが、年が明ける前に一度現状をお伝えしておこうと思います。
 という訳で、年内最後の作業報告です。



 まずは全体の状態を画像です。
 前回の状態から鎧と兜などが追加されました。
 では、今回の改修点をご説明します。

レリーフ

 まずは改修前の肩の鎧の画像を御覧ください。


 このキットではあちこちに上記のような模様がスジ彫で再現されていました。
 しかし、これらは写真だけでは分かり難いかもしれませんが、彫りの線が不均一で所によっては角が欠けているようにも見えます。
 一旦すべてパテで埋めて掘り直そうかとも思いましたが、溝が浅いので埋めたパテがすぐに欠けそうだったのと、自分が掘ってもこれらを均一に掘るのは難しそうだったので別の方法で再現しました。
 その方法とは、まず溝をすべてパテ(黄色)で埋めてしまいます。
 次にエバーグリーン社製の0.25mm厚のプラ棒を3種(0.5、0.75、1.0mm)用意します。


 これらを先に埋めた溝の枠に添って幅が合うように貼り、上半分の内枠を作ります。(プラ棒同士の隙間はパテで埋めています。)


 次に枠の中の模様に合わせ同様にプラ棒を切り貼りします。

 次に下半分の内枠も同様に作り、こちらは中の模様が曲線主体だったのでポリパテ(黄)で一旦埋めてから彫りで下の画像のように再現しました。


 そして、先に貼った内枠と隙間ができるようにプラ棒を貼り、外枠を作ります。


 最終的には以下のようになりました。


 同様の手法を兜(上)と腰回りの鎧(下)にも施しました。




 結局手間はかかってしまいましたが、出来には満足しています。
 ただ、今後の塗装作業を考えるとマスキングが面倒になりそうなのが気がかりですが・・・

マスク

 次にこの大福将軍の特徴の一つ、マスクですが、こちらは離剥剤を塗った口の周りに押し付け、成形し再現しました。



 この方法は20数年前の漫画雑誌コミックボンボンで大福将軍の改造方法の紹介記事中に載っていた手法です。
 当時小学生だった私には、「パテを盛って削り出す」と言われても技術も知識もなかったので途方に暮れた覚えがあります。
 今となては良い(?)思い出です。

鬼面

 次に、上半身に付いている鬼の面ですが、これは形状が貼る場所と合っておらず、面の彫りも浅かったので作り直しました。
 まず、以下の道具で型を取りました。


 結果は以下のように。 左が原型、右が複製品(ポリパテ)。

 これを素に、外形を変更し、顔の凹凸を強調するように彫り直しました。
 結果が以下のように。(左:原型 / 右:結果)

 貼ると以下のようになります。



残り作業

 以上が現時点、今年中に施した改修点でした。
 残っているのは背中の大砲と羽、などの武器類です。


 穴埋めや接続方法の変更などは既に完了しているので、今後はディテールアップ作業を進めていく予定です。


 大晦日と元旦は用事があるので実質2014年はここまでです。
 本当はもっと前に完成しているはずだったのですが、あちこち気になる点に手を加えて行ったら、年末になっていました…。
 つくづく自分の計画性のなさに頭が痛くなります。

 以上、作業報告でした。

 では、また
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